循環器センター

心臓血管外科

榎本医師インタビュー

特色

学会施設認定

  • 日本外科学会外科専門医制度修練施設(指定施設)

  • 日本胸部外科学会指定施設

  • 胸部外科教育施設

  • 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構基幹施設

  • 日本呼吸器外科専門医認定機構関連施設

  • 経カテーテル的大動脈弁置換術実施施設

  • インペラ補助循環用ポンプカテーテル実施施設

  • 筑波大学新外科専門医研修プログラム連携施設

  • 新潟大学新外科専門医研修プログラム連携施設

  • 胸部大動脈瘤ステントグラフト実施施設

  • 腹部大動脈瘤ステントグラフト実施施設

  • 日本心血管インターベンション学会認定研修施設

  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施施設

  • 下肢静脈瘤血管内塞栓術実施施設

  • 厚生労働省臨床研修指定病院

  • 慢性動脈閉塞症遺伝子治療実施施設

  • NCD施設会員

  • 全国済生会病院心臓血管外科の会参加病院

 心臓血管外科・呼吸器外科領域の治療は,直接生命に関わることが多いため、十分なインフォームドコンセントを心がけています。COVID19感染拡大を鑑みて、指定された対象者にのみ、お電話または指定した日時に、できる限り丁寧にご説明しています。個人情報保護の観点からプライバシーポリシーを尊重しており、他院から当科へ、当科から他院へのセカンドオピニオンについても積極的に実施しています。高度医療技術を要する心臓大血管手術では各種保険医療制度が活用されており、個人負担額は極めて少なくなっていますので、医療相談室(MSW)に御相談下さい。

大動脈弁狭窄症に対しては、高齢者にはTAVR/TAVI(カテーテルによる弁植え込み術)を行うことが多く、ハートチームにより個々の症例について検討し、SVAR(開胸による弁置換術)かTAVIかを検討して決定しています。重症心不全治療には20206月からIMPELLAを導入し、救命率向上に寄与しています。急性大動脈解離症例では、オープンステントグラフトを併用した全弓部置換術を積極的に行っています。

下肢静脈瘤に対する日帰り治療はVenaSealを用いており、穿刺部の局所麻酔のみで圧迫療法も必要ありません。症例によってはラジオ波による治療、静脈抜去、静脈結紮術も併用しています。

呼吸器外科では、高度な癒着や拡大手術が必要ない限り、すべての疾患に対して胸腔鏡下手術(VATS)を行っています。肺癌については、術前診断確定のための気管支鏡下での生検(組織を採取しての病理診断)、術後や再発時の化学療法も、最新の免疫チェックポイント阻害剤を含め、外来あるいは入院にて行い、必要時は放射線治療も併用しています。 

対象となる疾患

心臓疾患

狭心症・心筋梗塞:冠動脈バイパス術
心臓弁膜症(大動脈弁・僧帽弁・三尖弁閉鎖不全症または狭窄症):弁形成または弁置換術
心臓腫瘍(粘液腫、線維腫など):腫瘍摘出術
成人先天性心疾患(心房・心室中隔欠損症):欠損孔閉鎖術
心破裂・心損傷(急性心筋梗塞合併症、外傷によるもの):修復術

大動脈疾患

急性・慢性大動脈解離(解離性大動脈瘤)、真性胸部大動脈瘤:人工血管置換術または大動脈内ステントグラフト内挿術(TEVAR)
腹部大動脈瘤:人工血管置換術または大動脈内ステントグラフト内挿術(EVAR)

末梢動脈疾患

末梢動脈瘤:瘤切除、人工血管または自家静脈によるバイパス術
閉塞性動脈硬化症:人工血管または自家静脈によるバイパス術、カテーテル治療との併用
急性上肢・下肢動脈閉塞:血栓除去術

末梢静脈疾患

下肢静脈瘤:ラジオ波による静脈内焼灼術、伏在静脈抜去術、瘤切除術、VenaSeal
深部静脈血栓症:カテーテル治療

透析関連疾患

血液透析導入時のシャント作成、人工血管移植
シャントトラブル(シャント血管の感染、仮性瘤など)

診療実績(令和6年)

手術症例220例で、開心術は148例(TAVI,TEVAR含む)、非開心術は72例、緊急手術は47例でした。

主な症例数

手術数

症例数
虚血性心疾患に対する手術
 冠動脈バイパス術 16
 左心室瘤閉鎖術 1
弁膜症に対する手術
 単弁手術 23
 複合弁膜症手術 25
  うち、僧帽弁形成術 (23)
 TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術) 39
大動脈疾患に対する手術
 解離性大動脈疾患 18
 非解離性大動脈疾患 14
 TEVAR(胸部大動脈ステントグラフト) 11
その他の心臓手術
 開心術 1
 非開心術 1
血管疾患に対する手術
 腹部大動脈瘤手術 19
 EVAR(腹部大動脈ステントグラフト) 21
 末梢血管手術 24
 静脈疾患 7
総計 220

診療科からのメッセージ

同じ病名であっても、病期の進行度・重症度は一人一人違い、手術方法も様々です。身体に大きな負担がかかっても行ったほうが良い手術、低侵襲でも十分な効果が得られる手術、また薬での治療やカテーテル治療が望ましい時もあります。
ご自身が納得して自分に最も適した治療を受けることができ、その期待に応えられる診療を行いたいと思います。

医師紹介

  • 最高技術顧問
    青沼 和隆
    1985
    武蔵野赤十字病院 内科副部長就任
    1987
    土浦協同病院 内科科長就任
    1991
    横須賀共済病院 内科部長就任
    1996
    横須賀共済病院 循環器センター長併任
    2004
    筑波大学人間総合科学研究科 循環器内科 講師
    2006
    筑波大学人間総合科学研究科 循環器内科 教授
    2019
    水戸済生会総合病院 循環器内科 最高技術顧問

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 診療部長
    臨床研修センター長
    血管内治療グループ長
    循環器内科主任部長
    千葉 義郎

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 顧問
    健診センター長
    村田 実

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 医員
    清瀬 敬太
  • 部長
    本田 幸弥
  • 部長
    藤沼 俊介

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 部長
    川原 有貴

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 部長
    樋口 基明

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 部長
    長谷川 智明

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 部長
    石橋 真由

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • 部長
    山田 典弘

    循環器全般にわたり専門的な知識を持って治療に当たりたいと思っております。

  • サンプル
    山田 花子